起きて食べるごはん
寝たままごはんを食べていた時は、味気ないものでした。
たくさん栄養をつけて早く治るように、胃に薬で負担を
かけないようにと頑張って、横向きで食べるのです。
入院中は、オムライスやパスタが食べたくなりました。
納豆は出ないので、買って来てもらったりしました。
早く食堂に行けるぐらいになるように、励みにしていました。

術後2週間、やっと15分起きれるぐらいになり、
座って食事をしても良いという時は、感動しました。
お膳を前に座り、窓の外の夕暮れを眺めながら、
とてもおいしく嬉しく、感動で味をかみしめました。

その次にやってくる楽しみは、洗顔やシャワーです。
付き添い無しで洗面所へ行っても良い、とお許しが出ると
一人で洗顔に行きます。
ベッド上生活では、蒸しタオルを配られ、拭くだけなので
やはり冷たい水をすくって、顔をバシャバシャするのが
気持ちよく、幸せを感じました。

普段当たり前にしていることを思うと、笑ってしまうぐらい
当たり前なことに喜びを感じたのです。

今でも私は、食事や洗顔のときなど、当時のことを思い
出して実感するのです。

「覚醒955」F20
(油彩 キャンバス)

そこではいつも
天井を見て過ごした

錯綜する夢 願望と現実の交錯
夕焼けがきれいだった

→独歩
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